フィードバックで成長実感をサポートする

フィードバックで成長実感をサポートする

Clock Icon2022.10.14

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こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
皆さんは成長実感をどのようにしますか?
私は成長実感とは、自身が新たに覚えたこと、できるようになったことに関する自覚をすることによって得られるものだと考えています。そして、成長実感を自分自身で把握できる人は意外に少ないように感じます。
そこで、成長実感を自分自身で把握しにくい理由とフィードバックによって得られるようにすることの価値についてこの記事で整理します。

成長実感が得にくい理由

成長実感は言葉の通り、成長に対する実感です。
では、成長とな何かというと知っていることが増えることや、できることが増えることです。
なぜ成長実感が得にくいのでしょうか?
それを理解するために業務を通して成長実感を理解するチャンスについて考えてみます。
  1. 知っていることが増える
  2. 実務外でできることが増える
  3. 実務でできることが増える
  4. できることをもとに成果につながる
この一連の流れがあるはずで、どのステップも成長です。
そして、人は意外と鈍感で、各段階において
  • 自分が知っていることが増えたかどうか?
  • 実務外でできることが増えたかどうか?
  • 実務でできることが増えたかどうか?
  • できることを元に成果につながったかどうか?
を細かに意識することができない人が多いように思います。
これを把握するためには、
  • 自身が知らないことを知った瞬間
  • 実務外で新たなことをできるようになった瞬間
  • 実務で新たなことをできるようになった瞬間
  • 新たにできることで成果になった瞬間
を自覚できる必要があります。
この自覚が強い人はおそらく個人のふりかえりがうまい人か、マインドフルネスなど今の自分の状態に自覚的な人になります。そして、このどちらかに長けている人自体が比較的少数だと思います。これが私が考える成長実感にを把握できる人が少ない理由です。

フィードバックの力

自発的な改善としては
  • 個人のふりかえりを確実に実施し、ふりかえりの質を上げる
  • マインドフルに自分の状態を把握できるようにマインドフルネス瞑想などで自己の現在の状態への認識力を高める
などがあります。ただ、これは短期間ですぐに伸びるような能力ではありません。
しかし、他者の力で成長実感を支援することができます。その手段がフィードバックです。
  • 相手が何を知らない状態から知っている状態になったか?
  • 何をできるようになったか?
  • できることが成果につながったか?
そういった内容を客観的に見て、定期的な1on1等で伝えてくれる相手がいれば成長実感を得やすくなります。
また、そのフィードバックの繰り返しが成長を実感する能力自体も伸ばしてくれます。
逆定期的な1on1でこの視点の確認をすることで、逆に「全く何も伸びていない」という状態も把握できます。
その場合、伸ばしていくための活動を意図的に組み込む判断ができます。

まとめ

控えめな人ほど、「ちょっとしたものは成長ではない」「あの成果に自分の能力は関わっていない」と判断しがちです。
一方で、知らないことを知った状態は確実な前進であり成長です。また、できることが増えたことも同様です。
前進を自覚できる状態になることは、前進に向けた行動量を増やすこと・保つことにつながります。
成長実感を一人で得るのが苦手な人にはぜひフィードバックによるサポートをしていきましょう。
余談ですが、成長実感を自分自身に対する視点で考えている人と、やたらと優秀な他者との対比で考えている人がいます。
上を見ればキリがなく、よほどの人でなければ自分より相対的に優れた人は世の中に存在しますから、他者との対比で自身が伸びていないと考える選択自体を避けていきたいところです。場合によっては「なんとなくすごそうな人のなんとなくすごいところ」という比較しようがない比較をして、基準がないのでいつまでも成長を感じられない、というケースもあります。
他者ではなく、あくまで自分との比較をしましょう。

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